2022年8月13,14,21日にharmoe1st LIVE TOUR「This is harmoe world」に行って、ちょーーー楽しかった!
ので、久しぶりにブログ書いちゃうよ。
(※イラストツイートを追加しました)
harmoeとは
harmoe.jp
『少女☆歌劇レヴュースタァライト 』など舞台やアニメ・ゲームで活躍する女性声優、岩田陽葵 さん・小泉萌香さんの二人のユニット。
はるきともえかだからharmoe(はるもえ)です。
メインコンポーザーはtomgggさん。はじめてお目にしたときはMaltine Recordsで見たことありそうな名前だ…と思ってたらほんとにMaltine Records出身だった。
曲は「音楽と物語は一緒に歩く」をコンセプトにした、おとぎ話をモチーフのダンスミュージックで、二人が奏でるハーモニーはもちろんのことパフォーマンスも見どころ。
ほぼノンストップの超ストイックライブ
2020年から活動を開始し、シングル3枚、アルバム1枚を経ての今回のライブツアー。 シングルが出るたびにミニライブ+トーク イベントを実施してたけれども、ライブと銘打ったイベントは初めて!
そんなんもう行くっきゃないでしょ!と、名古屋・大阪・東京3都市公演を全通してきました。
セットリストは公式でプレイリスト化されてます。
lnk.to
(大阪から東京まで間が空いたから自分で作っちゃったよ、プレイリスト。)
ていうか、8/29(月)までアーカイブ 配信があるので皆さん今すぐ見てください。
ponycanyon.zaiko.io
正直感想はこのツイートにすべて集約するんだけど、一つ一つ感想書いていこうと思います。
1.キュリオシティ・パレット
1stシングル1曲目で「不思議の国のアリス 」モチーフのこの曲。 目覚めから新しい世界へ飛び込む好奇心に溢れたシークエンスが感じられて、ライブの始まりにふさわしかったな~。
ちなみに今回のライブでは、1~3曲目を予想するキャンペーンが実施されてた。
私の予想はこちら!
よし1曲目当たった~~~~!
初日の名古屋公演では、もうこの1~3曲目のドキドキ感が半端なく、会場も曲が進むごとにどよめいてた気がする。
2.きまぐれチクタック(Remix) [Remix:fu_mou]
予想は当たったけど、アレンジされるとは思ってなかったが!?
原曲はノリのいい可愛い曲ではあるけど、このライブではテンションを上げていく曲調に。
クラップがあるパートをちゃんと作っていて、ライブがスタートしてアガってる気持ちを受け止めてくれる感じ。助かる~~~。配信してくれるともっと助かる!!
この曲に限らず、今回のセットリストは、テンションの発散・収束がすごくコントロール されている印象だった。
あとはダンスパフォーマンスは控えめで、harmoe二人が朝の時間を楽しんだり不思議な扉を開けてどこかへ行くような、小芝居じみたパフォーマンスに切り替えていたのも良かった。ユニット発足当初からコンセプトに準じた「物語」めいたライブが見れたらと思ってたので、待望のステージ演出!
3.私のヒミツは
予想当たりませんでしたーーーーーーーー。
でも予想が外れた悔しさより、シームレスに底抜けの明るさから妖艶さのあるテンションに切り替えさせられて情緒がおかしくなりそうだった。
ジャズ調でノリの良さは激しく落とさないものの、さっきまで可愛く振る舞ってた子たちが、ひた隠している恋心を吐露する曲をやられてしまったら、それはもう情緒がびっくりしちゃうんよ。
萌香ちゃんの方が苦しさを、陽葵ちゃんの方が強気さを感じるのも、良い……。 あ~~~~~心がざわついてまう~~~~。
Dメロのハモりがまたいいんだわ……。
4.passport
スクリーンが降ろされ、水面に揺れながら二人のパフォーマンスが映し出されるという演出。
この曲、魚がスッと集まったり離れたりするようなパフォーマンスが演出も相まって、二人が水底で歌っているような印象がすごく良いんですよね。
パフォーマンス込みでの良さは、やっぱりライブでしか得られないなぁ。
一旦トーンダウンする曲ではあるけど、「私のヒミツは」と繋がっているような切ない歌声が心にひっかかって心地よかった。
5.Jasmine
我ライブ中にスカート脱ぎ捨てて衣装替えするやつ大好き~~~
縦ノリというか横ノリな曲で、「passport」で一度落ちたテンション感をじんわり上げていくような選曲。ここまでのセトリの流れが心地よすぎて、プレイリストを完走する前に戻って何度も聞き返してしまってる。
脱ぎ捨てたスカートの下は、ショートパンツで二人の脚がまーーー綺麗。
衣装が違うから余計に「私のヒミツは」とは違う女性像をつくってる感じが良かった。
陽葵ちゃんの流し目、めっちゃ情念含んでて最高。
グっとテンション上げてくれる曲。ショートパンツだから脚を蹴るフリがめーっちゃ良い。
今さらだけど、この曲、千夜一夜物語 でいうアラジンを主人公とした曲だと思うのだけれど「うんとおしゃれして」のフリがお化粧をするフリなので、もしかしてアラジンって女の子…ってコト!?実質百合…ってコト!?と勝手に興奮してた。
ダンサー8人従えて踊るのも良き。単純に富豪感増すし、いい女が女達を侍らせて最高じゃないわけがない。お酒飲みながら見たい。見るか。
・SKIT 〜SKY〜 [作曲 by Tomggg]
幕間曲。
ここまでMCなくノンストップ!(暗転中にわずかに水を飲む時間はあれど) 盛り上がる曲がずっと続く展開じゃないとはいえ、オタクもへばるよ。
異国の街、どこまでも続く草原(田畑)、シンとした冬の針葉樹林、流氷、夕日に照らせれた波間…。
曲調もトーンを徐々に落としながら次の曲へ。
7.Make a pearl
光沢のある白の衣装が真珠のよう。これまでカラフルな衣装が多かったから単純に美人なお人形さんみたいで良い……。
波音から始まるゆったりと落ち着いた曲調でチルくて、欲を言えば座ってみたいぐらいなチルさ。
二人の歌声が一番堪能できる曲だし、他のプロジェクトでは出さないような、息多めの歌声を出しているので余計に聞かせる曲だなぁ。
ユニゾン からすっとハモりに入るところも好き。
8.雪のかけら
「ありふれた恋は似合わない」って歌ったあとに、別れの曲を歌わせないでほしい。 情緒が壊れるので。
スクリーンではモノクローム で二人を映し出し、間奏では字幕でセリフを出して二人は表情で演技をするという演出。ふ、ふたりは遠距離恋愛 しちゃうの………?
物語を生身で演じてきている二人ならではのステージで、これこれ!こういうの見たかった!! セリフを喋らせなかったのも良かったと思う。
こんなツイート↓もしたけどセリフを喋ったら一気にミュージカルになってライブと遠のいていた気がする。
9.空想エス ケープ
モチーフは「ラプンツェル 」で、「キュリオシティ・パレット」「きまぐれチクタック」と同じく新しい世界に飛び出していく明るさがあって、ここから一気にテンションが明るくなる一曲。
悲しさや寂しさがある歌声から一変して、明るくワクワク感のある歌声になるのがすごく良い。harmoeの二人の歌声はライブだとすごく表情があるからセリフやお芝居がなくても、ストーリーが紡がれていくのが素敵。
さっきまで切なさや妖艶な顔多めの二人が、ニコニコ笑顔になるのも可愛い。 ニコニコ笑顔で跳ねてオタクを煽る姿でしか得られない栄養素があるんよ…。
余談だけど、東京公演だけ来た私の旦那は、この曲が一番好きだったそう。 間奏のFuture Bassみが良かったらしい。
10.ふたりピノ キオ
名古屋・大阪公演では、ここで「Wonder girl」が入り「ふたりピノ キオ」はアンコールで登場するという構成。
「ふたりピノ キオ」という題名に沿って、フリが操り人形モチーフなのが可愛い。
タイアップに関連してるのか男女の恋愛を想起するようなアルトボイスが印象的で、Dメロ(?)の輪唱もすごい良かったなー。
11.HAPPY CANDY MARCH
サビで観客もみんなで踊るのが楽しい曲。ミニライブで披露済みで振り付け動画もある。
VIDEO www.youtube.com
サビに入る前に「いくよ~!」って掛け声するのが可愛いし、観客が踊ってるところを見て二人が超笑顔になるのがマジで可愛い。「そんな楽しそうにしてくれる!?」って思うぐらい本当に楽しそうなのでオタクも踊り甲斐がある。
harmoe二人が腕組みしたり手を重ねたり、仲良しな振り付けが多いのも幸せポイント。
「ヘンゼルとグレーテル 」みたいに二人共ちょっと子供っぽい感じがするのも良い。
すべてが可愛い…………。
・SKIT 〜EARTH〜 [作曲 by yuigot]
縦ノリなインストをバックにダンサー8人がパフォーマンス。
どんどんテンポ上げて次曲に突入!オタクを休ませてくれない!
裏でharmoe二人は着替えてる(=休んでない)んだから仕方ない、オタクも動け、クラップしろって感じの幕間。
12.一寸先は光
テンション上げた状態で、「一寸法師 」にかけた小ネタからのharmoe二人が客席後方から登場!はズルいんよ。
名古屋・大阪は下手、東京は上手でいずれも通路に近い席だったんだけど、いずれも陽葵ちゃんが通る場所でした。
1stスタァライブから私はずっと陽葵ちゃん運が良い。
early48.hateblo.jp
ソーラン節みたいな振り付けで、これまでの楽しさとはまた別の楽しい曲。
ダンサー8人のパフォーマンスも相まって、二人が船に乗って進むような情景が浮かぶようなステージングなのが良い。
harmoe二人とも歌うだけじゃなくて結構踊っているので、身体表現でも景色を作っていけるのが本当に強いなと思う。
言葉でストーリーを紡ぐだけじゃなくて、体でストーリーを表現してるってすごいエンターテイナーだよね。
13.harmony to the West
盛り上がる曲をシームレスに繋ぐな~~~~テンションが天元 突破してしまう。
孫悟空 のように表情がコロコロ変わるような歌声の萌香ちゃんと、マジでチョー楽しそうにニコニコ踊る陽葵ちゃんとが可愛い。今、一曲ずつ感想を書きながら毎曲「この曲が一番好きかもしれん…」って思ってるんだけど、もしかしたら本当の一番はこの曲かもしれん…。
この曲限らず、二人一緒に合わせるフリだけじゃなくて、ズレてるけど最後にピッタリ合うフリみたいなのが、harmoeの振り付けには散見されて、それが「正反対だけど肝心なところで気持ちを同じくしてる」harmoeの二人らしさが出ててとても良い。
まさに「ハーモニー全然違うから凸凹ハマるみたい」って感じ。
あとこの曲では、「ウー」「ハー」の掛け声を事前に録音して募る企画があって、当日声は出せなくても一緒にライブを作り上げた感覚が味わえて良かった。
14.ククタナ
世界のおとぎ話をモチーフにしてるから、一つのライブで多国籍に音楽が味わえるのは単純に楽しい。
サビが簡単な振り付けなのもあって、一緒に体を動かして原始的に音楽を楽しむような曲だったな。
しかし、「ターザン」モチーフの曲で動物みたいな振り付けにはちょっとドキっとしてしまった。動物的でえっちだ…という感想を持つとは思わなかった……。
15.マイペースにマーメイド
史上最高の夏になった~~~~~~~~。
スタァライト 九九組で一緒に活動してる三森すずこ さんが作詞した曲だから、彼女たちらしさがもっとも現れてる曲だなと改めて思った。 コテコテの可愛さじゃなくて、二人らしい素の可愛さが出やすい曲
harmoeロゴを魚に見立てる演出も可愛い。オープニングや幕間の映像しかり、グッズのデザインしかり、アートワークがマジで良いので、お金を落とすのが気持ち良い。
しかしアーカイブ で見返して気づいたけど、二人共めっっっっちゃ汗かいてる…。 わざとMCに触れてないわけじゃなくて、本当にMCがなくて幕間もSKITのみ、ノンストップで5~6曲やってるのは単純に驚愕よ。
おかげでライブへの没入は半端なく、それが物語的世界観を作り上げている要因にも思うのでただただ二人の頑張りに拍手。
16.セピアの虹
ここで二人からの挨拶が入りようやくMCらしいMCが。
1stシングルのイベントでは登場即号泣だったのが、全く泣かなかった成長っぷりにオタクは涙腺が死ぬ。曲中では涙をこらえた表情を見せているのにも涙腺が死ぬ。
激しい曲ではないからこそ、二人の歌声やパフォーマンスの違いが如実に 見えて、でもそれが重なり合うからこそharmoeが魅力的なんだなーとジー ンとしてしまう。
この一連の世界を閉じるにふさわしい曲だし、次に二人が作り上げていく世界への期待も煽ってくれるようなパフォーマンスだった。
EN1.Wonder girl
東京公演では、Villain Worldと題して登場したので、「Wonder girl」だけでなく新曲も期待してしまった(笑)。
実はかなり好きな曲なのだけれども、名古屋・大阪公演のセトリでは前後の曲から少し浮いていた感じはあったから、良改変だった。
ヴィラン と称されて見ると萌香ちゃんの2番Aメロの邪悪さが増して良き。
ヴィラン なharmoeに心踊ったからそんなharmoeも見てみたいな~~~。
EN2.気まぐれチクタック
最後の曲なのに始まりを予感させるのがニク~い。
このライブが終わっても、それは終わりなんかじゃなくて、2ndライブに向けて新たな旅路を歩み始めるということなんだなぁ。
そんな風に明るい気持ちで観終えられて、その後のお見送りも「またね~」という気持ちで二人の顔を見ることができて嬉しかった。
このご時世…というか、水物であるエンタメ業界において、次がある保証って絶対的ではないんだろうけど、でも次への期待を強く持てるってすごいことよね。
ごはんの思い出
遠征といえばご当地ご飯!そしてアクスタグルメ写真! でもご当地っぽいご飯はことごとく写真撮り忘れました残念!
そんなこんなで、ライブ自体もライブ後も楽しくさせてもらいました!
次はどんな世界をharmoeが見せてくれるのか、どんな場所でも一緒についていきます!