ありのままきまま

残しておきたい思い出を、めげずに綴りたい。

埼玉メットライフドームで見たAqours挑戦の軌跡

ちゃんとライブの思い出とか書き残しておきたい…ツイッターに勢いのまま書き込むんじゃなくて…ちゃんと言語化しておかなきゃ…」とようやく重い腰を上げて、久しぶりの更新です。

久々の更新記事がやたらクサいタイトルですが、要はAqours 3rdライブ埼玉公演すげーよかったーという記事です。

Aqours 3rd LIVEツアー「WONDERFUL STORIES」について

www.lovelive-anime.jp

TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の2期の挿入歌を中心に、BDに同梱されていたソロ曲の披露を中心に構成されたライブ。

6/9の埼玉メットライフドーム公演を皮切りに全6公演、残すところ7/7,8のマリンメッセ福岡公演だけとなりました。

私は埼玉公演2日間は現地で、大阪1日目はLV、2日目は現地で観てきました。なんとか福岡公演も現地で見たいんですけどね…。一般当たらないかな…。

大阪公演とまとめて書こうとしたんですが、伝えたいことがぶれそうだったので、この記事では埼玉公演に的を絞り、Aqoursに感じた「挑戦」の精神を書こうと思います。

あと、感想はですます調をやめて書きますね。

なんだかみんなソワソワしてた埼玉メットライフドーム公演

1日目は、高校の友達の結婚式を終えてからライブへ。結婚式とライブを回したわけだ。ライブも実質結婚式。時間がなければ正装での参戦が脳裏をよぎったが、幸いにも着替える時間もしっかり取れて無事遅れることなく入場できた。

 

なんといってもライブツアー初日。「MIRACLE WAVE」で伊波杏樹ちゃんはバク転をするのか?そして上手くいくのか?、「Awaken the power」でSaint Snowは登場するのか?、ソロ曲は何をやる?衣装は??などなど、始まる前はどうなるんだろうという期待と不安が入り混じった気持ちになっていた。

 そういう心持ちになっていたからかもしれないが、自己紹介MCからメンバーのテンションがいつもとちょっと違うように感じた。あの小宮有紗がふわふわしてる(否ポンコツ)。逢田梨香子の真面目モードがいつもよりも固くて、おちゃらけモードがほとんど出てこない。

 特に「MIRACLE WAVE」の登場時では、メンバーがいつもより大きな思いを抱えているように感じてしまった。
みんなの表情に、1stライブの2日目「想いよひとつになれ」で、ピアノ伴奏を失敗したあと、再度パフォーマンスしたときの表情に近いものを感じたのだ。バク転をする伊波杏樹ちゃんだけでなく、周りのメンバーも緊張を感じていたのだろうし、同時に「あんちゃんを支えよう」という気持ちが伝わってきて、それだけで涙が出てしまいそうになった。もちろん、当の本人もそれに応えるようにバク転を成功させてしまったときには、自然と涙がこぼれた。
おまけにMCでは、諏訪ななかちゃんと伊波杏樹ちゃんでアニメの再現をしながらハグする場面まであって、成功させてくれて良かったという気持ちと、その気持ちを伝える周りのメンバーという図に、感情がガンガン揺さぶられた。物語の力は強い。

 

また「Awaken the power」の圧巻のSaint Aqours Snowとしてのパフォーマンス。ついに見れる!という気持ちと、曲の高揚感で湧きに湧いた。Aqoursのパフォーマンスも大好きだけれども、Saint Snowの二人のパフォーマンスが加わると倍々にも気持ちが盛り上がる。
そんなにも魅せる佐藤日向ちゃん・田野アサミさんと対になってパフォーマンスをする降幡愛ちゃんのプレッシャーが、MCで涙となって出てきたのだなと思う。その日、結婚式定番の親への手紙で涙腺をぶっ壊された私は、当然もらい泣きしてしまった。

 

そんなそれぞれのメンバーがプレッシャーを感じているように思った中、妙な安定感を感じたのは、斉藤朱夏ちゃんと諏訪ななかちゃんだった。

斉藤朱夏ちゃんはさすがのパフォーマンスで下支えしてくれているし、とくに「MIRACLE WAVE」でガンガン踊るしゅかちゃんを見るとホッとする。最後の大サビを担当したあとハイタッチであんちゃんとポジションを入れ替えるところとか胸熱。

「MIRACLE WAVE」後のMCのように、この日のすわわはどこか2期の果南のように見守るポジションと言うか、全体を引いて見て、フォローに立ち回っているようにも感じた。最後のMCでただ一人「Awaken the Power」のSaint Snowに触れていたり、自分事ではなくライブ全体を踏まえたMCになっていたところに、妙に感動してしまった。思えば自己紹介MCでもあんちゃんにハグをしていたし…。

いつも好きだけど、この日は特別諏訪ななかちゃんのことを好きになってしまった。
特別好きになりすぎて、今まで入るのをためらってたすわわーるどに加入した。

 

なお、1日目にソロ曲を披露したのは伊波杏樹高槻かなこ小林愛香逢田梨香子
ソロ曲についての感想は大阪公演編に譲るとしても、逢田梨香子さんが演じる桜内梨子ちゃんのソロ曲「Pianoforte Monologue」については軽く触れておきたい。

この曲は、りきゃこが1stライブでピアノ伴奏を披露した「想いよひとつになれ」のアンサーソングで、衣装や振り付けもそれを踏まえたものだった。ピアノ発表会用のドレス、右手にはAqoursみんなで付けたシュシュ、ピアノを弾くようなフリ、そして「想いよひとつになれ」と全く同じアウトロ。3rdライブではピアノの伴奏はなかったけれど、こんな大きな会場で披露する初めてのソロ曲で、きっと同じくらいの緊張に包まれていたかもしれない。

 

2日目は3塁側スタンドの後ろのブロックの前の方。落ち着いて全体を見ることができる位置だった。おまけに降幡愛ちゃん演じる黒澤ルビィちゃんのソロ曲「RED GEM WINK」はトロッコで近くまで来てくれるし、個人的には安定した良席だった。

ちなみに1日目はアリーナ最前ブロックの一番右端。メインステージやメインスクリーンは見えにくいけれどもアンコール曲のトロッコでメンバーがみんな近くって大興奮。トロッコはいつも巨大感情を運んでくる。

 

2日目の自己紹介MCは1日目より肩が抜けていて、いつものAqoursのようだった。いつもと違うと言えば、すわわのコーレスでメンバーにハグする流れが、初めて(のはず)メンバー全員に抱きついたことだったように思う。1日目に涙したふりりんに最初に抱きつき、次々とメンバーに抱きついていくすわわ。ふふっと微笑ましく観ていたけれども、もしかしてソロ曲への不安があったのかしら…。

 

2日目で特筆すべきは、「MIRACLE WAVE」のバク転着地の際に少しよろめいて膝をついてしまったことだろう。怪我に繋がるような失敗でなくて心底ホッとしたし、その後のパフォーマンスも成功したときと遜色のなく、盛り上げてくれるものだった。

とはいえ本人はすごく悔しかったんだろう。ちゃんと成功させた大阪公演2日間とも比較して気づいたが、埼玉2日目だけ「果南ちゃん、どうだったかな?」とすわわに呼びかけていない。単に尺の問題だったのかも知れないが、伊波杏樹の矜持を感じる…。

そんな悔しさを滲ませるMCをしてる横から、高槻かなこちゃんが「抱きしめたい」って茶々を入れてみんなであんちゃんを抱きしめたのは、実に多幸感溢れる光景だった。
普段からスキンシップは多い子たちだけれども、ライブ中にメンバー間で気持ちを伝えるようにスキンシップを取るのはすごく嬉しい。どんどんどんどん、観る側の代わりに「あなた最高だよ!」という思いをメンバー同士でぶつけあってほしい。

 

きっと何回だって飛んでくれる伊波杏樹ちゃん、ピアノを弾ききった自分に答えるような逢田梨香子ちゃん、そして最初に飛んだ斉藤朱夏ちゃん。

3rdライブの、とくに初日の最大の注目どころは、やっぱり「MIRACLE WAVE」の伊波杏樹ちゃんのバク転だと思う。

 

ぐっと固唾を飲んで手に汗握って見守るような気持ちと、周りのメンバーの鼓舞するようなパフォーマンスに熱を上げられていくような感覚。

でもこの感覚、私達は初めて味わうわけじゃない。

遡ってみれば、Aqoursが初めてステージに立ったときから味わっていたと思う。そう、「君の心は輝いているかい?」で初めて斉藤朱夏ちゃんが二人並んだ馬を飛んだときに。

今やもう当たり前のように飛んじゃうもんだと思って見ちゃっているけど、「あれ再現するの?」と当時は心配と期待が入り混じった気持ちだった。

お披露目後、ラジオやニコ生でみんな(特に馬になっていたすわわやあいにゃ)が「しゅかしゅーなら飛べるって信じてた」と言っていたのが印象的で、「彼女たち9人はもうメンバーを信頼しきっている仲なんだ…!」と一気に親しみが湧いたことを覚えてる。 

それが初めてのAqoursの挑戦だったが、今回披露はなかった「想いよひとつになれ」でも一つの挑戦をした。アニメをなぞるならメンバーと共に踊らないはずの逢田梨香子ちゃんが、サプライズ演出としてピアノ伴奏をしたことだ。

 

初めての挑戦の曲「君の心は輝いているかい?」から、「想いよひとつになれ」のアンサーソングである「Pianoforte Monologue」、アニメで描かれた強い思いを引き継いで実現した「MIRACLE WAVE」。そんな3曲が詰まった今回のセットリストは、たまたまとはいえとても胸が熱くなるものだった。

あのとき朱夏ちゃんが飛んでくれて、あのときりきゃこがピアノを演奏して、今度はあんちゃんが飛んでる。


挑戦から始まり挑戦を続けていくAqours。そんなことを強く実感した3rdライブでした。 

 

 

 

ビールを挟んで書いてしまったがゆえに、なんだか途中でまとまりがつかなくなってしまったし、こういう一つの主張へ集約するようにライブの感想を書くのはだいぶ難しい(笑)。

次は大阪公演についてまとめていこうと思うけども、語彙力ない感じで勢いに任せて書きたいと思います。

いじょー。